そして、体育祭当日。

ピンポーン。

『ん。…誰?』

朝早くに…

いつもの男装に着替えて、っと。

春「麗架ー‼︎」

え、春⁉︎

なんで?

とりあえずドアを開けると

そこにいたのは春を含む黒龍のみんなだった。

春「おはよー!麗架ー‼︎」

『はよ。朝早くにどうかしたのか?俺まだ朝飯食ってねぇんだけど』

春「俺らもだよー。麗架、何か作ってよ‼︎」

『レオだから。ったく。中入れ、飯出来るまでそこらへんに座ってろ』

みんな「おじゃましまーす」



禀「レオはこんな部屋に住んでんのか」

春「何か殺風景だねー」

『そんなに物は置かないタイプなんだよ。そんなことより、飯できたぞ』

春「まじで⁉︎やったー‼︎」

『てか春。なんで朝からんなテンション高ぇんだ?喋ってるの、おめぇだけだぞ?』

春「えー‼︎陸達が落ち着きすぎなんだよ‼︎今日は体育祭だよ⁉︎」

『だからこんなに早ぇのか…』

にしても早すぎだろ。
今何時かわかってんのか?

まだ6:20分だそ⁉︎

8:30までに学校に着いとけばいいから
まっだまだ寝れる。

私の睡眠時間邪魔しやがって…

春「ねぇ、麗架。食べていい?」

『あぁ?…うん。食べていいよ』

今最高に機嫌が悪かった。
でもさ、春に上目遣い+涙目されちゃったら怒る気にもならないじゃん?

みんな「いただきます!」

みんな…
なんで地味に行儀いいのよ。

春「うまっ‼︎麗架、すっごく美味しいよー‼︎」

禀「なかなかやるじゃねぇの。麗架のわりに」

萩「美味しいです」

涼「本当だ。すっげーうめぇ‼︎」

陸「食えなくはねぇな」

おい、陸。
私の料理を何だと思ってるんだよ。

『ありがと』


そうして賑やかな朝を過ごし
今度こそやってきました。




体育祭‼︎