1組目は萩士・春・禀斗
この3人だ。

春「よーっし‼︎禀斗に勝つぞー‼︎」

気合がすっごい。

禀「おいおい。な〜んで俺なんだよ。萩士もいるじゃねぇの」

春「萩士に勝てるわけないもん」

なんか盛り上がりが体育祭当日みたいなんだけど…

『黒龍で1番速いのって誰?』

陸と涼介に聞いてみると

涼「陸だな」

陸「俺かよ」

少し照れる陸。

何照れてんのよ。

鏡「位置についてー!」

ピーッ‼︎

とホイッスルが鳴った。

うわ、速。

みんなは速いじゃん

結果は
1位 萩士 5.51
2位 禀斗 5.62
3位 春 5.63

だった。

本気に僅差。

春「あー‼︎禀斗に負けたぁ‼︎」

禀「だから言ったろ?俺には勝てねぇんだよ」

ちょっとドヤ顔で言ってる禀斗。

『3人共、おつかれぇい。』

春「麗架が走るの楽しみにしてるから‼︎」

え⁉︎

『なんでだよ!俺の走りはたいしたことねぇから。期待とかやめてくれ』

本当に。

禀「遅かったら笑ってやるから安心しろ」

萩「3人の走り期待してますよ」

期待て。期待て何のだよ。

心の中でつっこんだ


鏡「位置についてー!あ、麗架。本気で走れよ。走ったらジュース奢ってやる」

何?ジュース?

そんなこと言われたら

『本気で走るしかねぇな』


鏡「それでいい。じゃあ位置についてー‼︎」

ピーッ‼︎

結果はもちろん。

1位 麗架 5.3
2位 陸 5.4
3位 涼介 5.61


だった。

ふぅ。風邪はやっぱ気持ちいいね。

『鏡さんジュース‼︎』

みんな「はやっ‼︎」

いやいや、普通でしょ。

鏡「ほら。お前の好きなレスカだ。」

『やったぁー‼︎ありがとう‼︎鏡さん‼︎』

笑ってお礼を言うと

「「「「「ッ‼︎///////////」」」」」」

みんな、風邪かな?

『みんな、風邪には気をつけてね。体育祭も控えてるんだし』

みんな「はぁ?」

鏡「はぁ。お前の無自覚は世界1なんじゃねぇか?」

は?無自覚?

『んなわけねぇだろ。俺はいたって正常だ』

鏡「よぉく覚えとけ。こいつはこういうやつなんだ。」

みんな「なるほど…」

え、なるほどて。なっとくするなよ!

なんだかよくわからないまま
教室まで戻った。

※麗架は容姿端麗、運動神経抜も抜群です。