〜涼介〜

「俺が中2の時。俺は好きになったやつがいたんだ。俺はそいつを遠くから見てるだけで終わるんだと思ってたんだ。でも違った。ある日そいつが俺に告白してきたんだ。

俺は夢かと思ったよ。だって好きなやつが俺に告白してるんだぜ?そんなのもちろんOKするだろ?

もちろん俺はOKした。そして彼氏彼女という関係になったんだ。

そんな時を過ごして暫くたった頃。」

「あいつが、俺に言ったんだ。別れようって。俺は嫌だと言った。だって本当に好きだったから。そう伝えたら、あいつは「あたしは好きじゃない。金のためにあんたに告白しただけ。」そう言ったんだ。俺は頭の中が真っ白になったんだ。

好きなやつと一緒になれて、舞い上がってたのは、俺だけなんだって。すっごくすっごく悲しかった。辛かった。

その時から、女が嫌いで、人を信じるのが怖くなったんだ。」


「これが俺の女が嫌いな理由。」

麗架なら受け入れてくれるはずだ。

俺は信じてる。






〜涼介〜