でも、気になるの

sid:あおい

はー。眠いぞ

昨日、予習が終わらなくて寝たの2時だ

ったしな…。

「なー」

いきなりいつきが話しかけてきた。

「お前、目の下にクマできてね？

ひでー顔になってんぞ笑」

「うるさいなー、昨日寝るの遅かったん

ですー。」

「え、お前まさか闇業か？笑」

「は?意味わかんないし！からかわない

でよね！」

「だって、お前からかいがいがあるんだ

もん笑」

「人のことバカにしてー！やめてよね」

とまー、最近はこんなくだらないことで

言い争いをしている私たち。

もー本当、むかつく！いつきのやつ！

ガラガラ

「よーし。お前ら席につけ！これからホ

ームルームを始めるぞー。今日は体育

祭の応援団を決める！男女1人づつだ

やりたいやつは挙手！」

体育祭かー。去年は特になんの役職にも

つかなかったから、楽でよかったなー。

今年もそーしよーっと。

こんなことを思っていた私はぼんやりと

教室をみていた。すると、

がし、いきなり左手を掴まれたかと思う

と、腕が上がり

「俺らがやります」

「おー！そうか。じゃーお前らに託した

ぞ！みんないいなー？」

すると、教室中から、賛成の拍手が鳴り

響いた。

…え？ちょっと待って…

一体全体、私の身になにが起こってるの

？え、

「えーーー!?」

状況をやっと理解した私はすぐさま隣を

にらんだ。

隣では、べーっ舌ベロを出しバカにして

いるいつきがいた。

一体どーなってんのーー！