あたしの家は7時までに帰らなきゃいけない。
こっからだと30分くらいかかる。
「ごめんね。反対なのに」
残念なことに家が間逆なあたしたち。
「ったく、そんなの気にすんな」
なんか最近優しい?
「小松、喜んでくれるといいな」
「うんっ!」
いろいろ話してる間に家の前。
「今日はありがとう!楽しかったよ。またデートしてもいいけど!?」
ん?
最後の一言意味わかんない…。
「ははっ!でた、ややツンデレ」
な、なんなのよー!!!
「そーうーまー!あんたねぇー」
「わりわり!ほら、早く入れ!」
「はいはーい。んじゃ、またねっ」
蒼未は手を振ると歩きだした。
あたしは蒼未の背中が見えなくなるまで外にいた。

