「あずー」











あたしを呼んだのは叶姫ちゃん。











「叶姫ちゃん。どうしたの?」











叶姫ちゃんは隣のクラスだから、あたしを呼ぶことは滅多にない。











「あず、どうしよう!あたし、恋しちゃったかも!」











サバサバした叶姫ちゃんが恋!?











「あのね、あたしだって恋くらいするから!」












心の声がもれてたみたい…。











「でも、叶姫ちゃん恋すると変わるんだね。かわいくなってたよ!」










「え?え?冗談やめてよ」











「ホントだよ。あ、ごめん。それで話聞こうか?」











「うん!お願い!」











そう言って叶姫ちゃんは話し始めた。。