「天音〜!どうしよう!あたし、どうしたらいい?」
「簡単だよ♪日向くんに気持ちを伝えなきゃ!今しかないんだよ?」
「あたし、このままで終わるのはイヤだ。だけど、もしフラレたら…。」
すると天音は少し起こって言った。
「フラレたらとか考えないの!何も考えずに頑張ってみよ?あたしも今日、おーくんに告白するよ。だからさ、お互いがんばろ?」
天音…。
あたし、いい友達もったな。
「天音、がんばってね!フラレたら慰めてよね」
天音はとびっきりの笑顔で
「もちろん!」
と言ってくれた。
だけどあたしは気付かなかった。
天音が寂しそうな顔をしたのを。