「3年ぶりだな愛月」 「うんっ。ぐず…あいた…かった…よ…」 「ほら泣くなって。会えたんだし、な?」 そう言ってあたしの頭をポンポンしてくれた。 「愛月、俺、教師になる夢に近づけたよ。愛月は?」 そっか。よかった…。 「あたしは、こっちで通訳として雇ってもらえるよ」 そう。あたしは通訳として知り合いの会社に雇ってもらえることになった。