「寂しくなるな。俺、待ってるからな。ずっと大好きだからな」 あたしは蒼未に抱きついた。 「あたしも寂しいよー」 蒼未は泣いてるあたしの頭をなでてくれた。 この温もり、忘れないようにしないと。 「愛月、時間」 あ、そうだ。お母さんもいるんだった。 「今行く。じゃあみんな、また3年後!」 最後は笑顔と決めていたから、とびきりの笑顔で手を降った。