「愛月」











「あ!蒼未!」











「帰るぞー」











手を出した蒼未。











あたしはその手を握った。











「愛月、進路どうするんだ?」











「進路かぁ…。」











実は、やりたいことは決まってるんだよね。











「あたしはとりあえず、英語がやりたいかな。蒼未は?」











「かっけぇな。俺は、愛月がいればいいかな」











「ばか。嬉しいけどホントのとこは!?」











今のは完璧照れ隠し。











「はいはいすいません。一応、先生になりたいかな」











蒼未が先生!?











初めて知ったよ…。











「蒼未ならなれるよ!がんばろうね!」