桜の花があちこちに舞っていてまるで、クスクス笑っているように見えた。 私は、一日一日が過ぎてゆくのがとても早く感じていた。 毎日が、むなしくて、寂しくて、悲しくて・・・・・。 でも、そんな気持ちをいつも胸に閉じ込めてそんな感情を殺してきた。 友達もいない。家族もいない。唯一の家族と言えば、猫のマロン君だけ。