「おはよっ!!穂波さん!」

「............................へっ?」

朝、私はいつも一番早く登校してるのに
下駄箱で突然後ろから挨拶された。

辺里君。だった。

「............おっ、はっ、よう。ございます。」

ひやぁぁぁ。緊張して
カタコトになっちゃった。恥ずかしい....。

「アハハハッ!カタコト!!面白いね、穂波さんは!」

ドキッ!

笑顔....可愛いな....。

「可愛い....」

「!!」

............あっ!つい言ってしまった!?

「ちっ。違うのっ!今のは....」

「可愛いって....穂波さんの方じゃん....」

え?いま、なんて言った?聞こえなかった....

「教室行こっ!」

また。パッと笑う辺里君。

「....うん!」