「ほ....辺里君?」

「うん。そっ!」

辺里君はニコッと笑った。
....わぁ、かっこいい....。

「ありがとね、なんか洗ってもらっちゃって....」

辺里君は申し訳なさそうにお辞儀した。
!!頭なんて、私に下げたらあかん!

「いっいいの!気にしないで!たまたま見つけたから....。」

まさか寝ていた所で、本人に渡せたなんて....。
うぅ....恥ずかしい....

「まさか....穂波さんに拾われるなんて....」

「えっ?何か言いました?」

今、ぼそっと私のこと言った気が....

「....あ、別になんでもないよ!」