「ん?」 メイド服着ろって言われたから着たんだけど? 不思議に思い首を傾げる。 「似合ってるな……ご主人様に服従してる感があって」 「はぁ!?」 「ほら、着替えたらすぐ行くから出てけよ」 何なんだこの俺様野郎は! こんなやつに誰が服従してるんだボケ!! 心の中で暴言を吐き、イライラしながら部屋を出た。 この日はこのお屋敷のことや藤井のお世話で、あたしのイライラが収まることはなかった。