「もう文化祭に出るな」




こんなかわいいやつを、あの教室に戻したくない。



こいつのメイド姿を見るのは俺だけだ。


こいつに尽くしてもらえるのは俺だけだ。






「ふふっ。じゃあ、学校でも翔のメイドさせられるの?」



「杏がしたいんだろ?」



「うん。したい……」





俺の制服をギュッと掴み、胸板に頬を寄せてくる杏。



やっぱ杏以外にそばに置いときたい女はどこにもいない。





これからも、俺のメイドとして隣にいてもらうから、覚悟しとけよ?







番外編*おわり*