本当に松永さんとの関係を切っちゃった。 さっきの出来事には混乱したけど、今ようやく整理されてきた。 ご両親には初めて会ったけど、どちらも若くて優しそうだった。 それに、翔があたしのことをあんなに想ってくれてるってわかったし。 「翔、ありがとう」 あたしのわがままを聞いてくれて。 それにわざわざご両親を呼んでまで。 そこまで準備していたことに驚きだ。 「どういたしまして」 翔はにっこりとほほ笑む。