藤井と想いが通じ合い、極甘な生活がやってきました!
……とかなるわけでもなく、普段と特に変わることはなかった。
「ほら、夏休みだからってダラダラしない!」
あれからすぐに夏休みに入った。
夏休みに入っても、メイドとご主人様って関係は変わらず継続中。
恋人ってのはおまけみたいなものになっている。
「ゆっくり寝かせろよ」
「だーめ!そうゆうことするから、学校始まってから大変になるんでしょ」
「杏、一緒に寝よ」
あたしを引っ張りベッドに引きずり込む。
突然のことでバランスを崩し、簡単にベッドの上でホールドされる。
寝転んだままあたしを後ろから抱きしめてくる。