これで伝わったかな?

あたしの藤井を想う気持ち。




でも、こんだけじゃ足りないくらいなんだよ。


認めた瞬間、好きが溢れてきた。




自分でも驚くほどに。




藤井は一瞬固まるけど、少しして口を開いた。





「杏、もう一回」



そう言われてから、自分がさっきやった大胆行動に恥ずかしさが込み上げてくる。


あたし、無意識に自分から!





「もう無理!恥ずかしい!」



「じゃあ俺からする」




「んっ」




想いが通じ合ったキスは、すごく甘くて、きっとこれからの幸せを約束した証―……。