「ちょっとお兄さんたち俺の彼女を乱暴に扱わないでくれますか?」
後ろから類の声。
「うわっ!やっぱいたのかよ〜」
「残念だけど美紅ちゃんみたいな可愛い子ほっといた類くんが悪いんだよ?」
類「おい。その手離せ」
類は私の手を掴んでいる男の腕を掴んだ。
「いっ…ってぇ…」
「わかったよ!からかっただけだろ!」
そう言って3人の男は去っていった。
類「美紅大丈「触らないで!」」
私は類の言葉を遮って言った。
私「さっきまで女の子達に囲まれて嬉しそうにしてたじゃん?腕もくまれてたし…」
類「別に嬉しそうになんかしてねえよ!」
私「でも…他の女の子を触れた手で触んないでよ」
私はここ何ヶ月か溜まっていたことを全て吐き出した。
学校帰りでもデートの時でもいつでも類の周りには女の子が集まった。
私が来るとみんな察して離れていってくれていたけど…
でも私…我慢してた。
時々、私より可愛い子たくさんいるのに…とか思っちゃって…
こんな自分…ほんと嫌…

