入学式後…



教室に戻り座席表を見ると


私は窓側の1番後ろの席。


そして隣が圭佑くん。


れいらは教卓の前だった。


類はと言うと…廊下側の一番前。


端と端じゃん!


ほとんどのクラスが緊張して静かな中


4組だけは騒いでいた。


「ここメンバーそろいすぎじゃない?♪」


「類くんいるし…白川先生だし♪」


「イケメンたくさんいるよね〜」


そういう女子の声がちらほら聞こえてくる。


私「ねえ、類ってやっぱ…人気だよね」


隣の圭佑くんに話をかけた。



圭佑「あれ?やきもち?」


私「そんなんじゃないから!」


圭佑「そんなこと言ったら美紅もじゃん」


私「え?どこが?」


圭佑「わー…男子の声聞こえてねえのか?

“美紅ちゃんやっぱ可愛いわ〜”とか

色んなこと言ってるぜ?」


私「え!みんな…

目にゴミでも入ってるんじゃないかな?」


圭佑「まあーこのクラスで人気そうな女子は

美紅とれいらと…友美?」


私「友美可愛いもんね〜♪

すぐとられちゃうんじゃない〜♪」


圭佑「いや、俺何としても死守するし!」


私「せいぜい頑張ってください〜」