類「美紅大丈夫か?」


私「ハアハア…なんとか大丈夫みたい」


類「なら、よかったけど…」


私「うん…」


─ギュッ


類は私をいきなり抱きしめた。


類「あー…美紅を誰にも見せたくねー…」


私「そんなの…無理だよっ

てか、そんなに私の顔ってひどいかな?」


類「その逆だから…

自分が可愛いってこと自覚しろよ」


私「は、は?何言ってんの…」


私は自分の顔が赤くなっていく様子が


自分でもわかった。


類「まずね、その顔は俺にだけな?

他の男に見せんなよ?」


私「類にしか…こんな顔できないよ…っ」


類「バカ…俺をどんだけ喜ばせる気だよ…」


私「そういうつもりじゃ…っ!?」


─チュッ


小さなリップ音を響かせ


類は私の唇を奪った。



私「バカッ…いつも急すぎる…」


類「美紅が可愛いこというからだっ」


そう言って意地悪そうな顔でニヤっと…


私「悪魔めっ…」