時計を見ればもう8時45分になっていた。
─ピンポーン
もしかして…
私は急いで玄関に向かい
ドアを開けたら…
私「相沢さん…?」
胡桃「何やってんの?
6時に歩道橋じゃないの?」
私達…あんまりしゃべったことなかったよね?
てか、何でそれを知って…
あ、類に聞いたのか…
私「振られになんて…行きたくないよ…」
胡桃「バカじゃない?
そんな訳ないでしょ!」
私「でも…類は相沢さんのこと…」
胡桃「はあ?何を根拠にそういうこと…」
私「この間アクセサリーショップに
2人でいるの…見たし、
類の誕生日の日だって…
相沢さんといたでしょ?
相沢さんがいつもつけている
香水のにおいがしたから…」
相沢「確かに一緒にいたけど?」
私「じゃあ…「でも、それは美紅ちゃんのためだよ?」」
私「えっ…どういうこと?」
胡桃「類くんには口止めされていたけど…
言うしかないね」

