類side
やべーっ
遅れる!
ってか完璧遅れた!
俺はダッシュで家に向かった。
玄関にある時計を見ると
もう9時を回っていた。
お母さん「ちょっと!類遅いわよ!
美紅ちゃんなら
類の部屋に上がっててもらったわよ!」
俺「わかった!さんきゅ!」
そう言って部屋に行って
とりあえず遅れたことを謝った。
ん?何か美紅…おかしくねえか?
ってよりいつもより元気なくねえか?
…あ
今日俺の誕生日か!
忘れてた。
美紅からのプレゼントも嬉しかったけど
“絵を描いている類が好き”
その言葉が一番嬉しいな。
俺は美紅が無性に愛おしくなり
抱きしめた。

