─ガラガラガラ
教室に戻ってみるともう既に
テーブルが並べられ、食べ物と飲み物の準備がされてあった。
あとはみんなで装飾をして、文化祭が始まる時間を待つのみとなった。
友美「あっ!美紅、これこれ!」
そう言って友美に呼び込み用の看板を渡された。
これを掲げて私はお客さんをたくさん集めなければいけない。
そういう大事な役割。
まあ、それはいいんだけど…
私「ねえ…看板に書いてあるんだけど何これ?」
私が指さしたのは
“お気に入りのコスプレーヤーと記念写真付き”
友美「ああ!このクラスのいいところを活かして急遽そうなったの~」
確かに…揃いに揃ってる顔を持っているクラスだけどね。
私とは撮りたいって人いないと思うけど…
類は絶対いっぱいいるだろうね。
はぁ…まあ、これも遊園地のため…
みんなの喜ぶ顔が見たいため…
我慢しなきゃね。

