時間がたつのは早いもので。






あれから一ヶ月ほど過ぎた。

その間に吉田君と何かあったか、と言われたとしたら、私は迷わず答える。

何もない。

普通に喋ったりするだけ。
…そもそもそれが当たり前だと思うし。





そんなことをぼーっと考えながら、私は
通学路を歩き、家へ向かう。

明日は土曜日だ。

どっか遊びに行きたいなぁー。