吉田くんは私の大袈裟な褒め方に苦笑いを浮かべたが、多分これは喜んでいる。

…と思う。







綺麗にたべ終わってからは、さすがに任せっきりは申し訳ないから、2人で一緒にお皿を洗った。

新婚みたいだな、なんて思ったのは秘密だ。





「よし。じゃあやりますか。」

と、私が勉強を再開しようとしたその時。

吉田くんが私を切なそうに見ていることに気がついた。

思わずその真剣な目に見入ってしまう。