「またあとで荷物来ると思う。とりあえずあがっていい?」


両手に重い荷物を持っているのか、はやくあがりたいらしい。


「えっ?あ、うん。どうぞ。」


もうここで受け入れるしかないのか。


諦めよう。


その裏切られる日が来るのならそれまで待とう。


ゆいとを空き部屋に案内し、自分の部屋に戻った。