ざわざわしていた教室は段々静かになり
視線が集まるのを感じる。緊張が一気に高まる。


「じゃー、転校生を紹介するぞー。
鹿児島から来た、綾織優子さんだ。
みんな仲良くやってくれー。」


先生が私の名前を書きながら私の紹介を軽くする。


「綾織優子です…よろしくお願いします…。」


訛らないように集中して自己紹介をする。少しでも気を抜いたら、訛っちゃう…!