しかも見知らぬ人と話すのは大の苦手。 おまけに、私は方言はあまり言わないけれど、訛りがけっこう強い。 鹿児島では全然気にしていなかったけれど、東京の人に聞かれたら…と思うと恥ずかしくて喋れない。 「…こんなんじゃ、ダメなんだけど…。」 そう呟きながら、重い足を引きずって私は学校へ向かった。