「ねぇ、千葉くん!千葉くんってば」


何回呼んでも、振り向かない彼は
一体なんのために
来たのだろうか


「……その、ごめん」


突然降ってきた彼の言葉


「え?なんで謝るの?」

「いや、なんか

せっかく店来てくれたのに

帰れとか言って」


私はなんだかおかしくなって
笑ってしまった