「わぁ、嬉しい!ちはるのパンいつも美味しいんだよね!」 「わたしも毎回千沙都にそんなこと言ってもらえて嬉しいよ」 「ほんとちはる大好きっ!!」 「私も~っ!!」 千沙都といるとほんとに毎日楽しくて仕方がない。 ふとそんなことを思ってると千沙都が口を開いた。 「ね!帰りカラオケ寄って帰らない?」 「いいねー!ちょうどバイトの給料入ったとこだし行こっ!」 「よし、決まりだね!いつもの…」 バンッ!!!! そんな私たちの声を遮るようなドアの音と悲鳴のような歓声。 「藤堂颯斗……」