私服に着替え終えたら、すぐにピンポーンとインターホンの鳴る音がした。

この音の鳴り具合は・・・クソッ、響きからして、さきちゃんではないだろうな・・・。

となれば、中井か・・・。


僕は、玄関まで行って、扉を開けた。


「おはよう、相川君」

「やっぱ、中井君か・・・」


僕はため息をつく・・・。


中井だってことは、扉を開ける前からわかっていたのだが、

やっぱりさきちゃんかもってどこかで期待してた・・・oh.


「えっ、なんでわかったの?」


中井は驚いている。

わかるわ、普通だろ、阿呆。


だって、さきちゃんのインターホンの鳴らし方じゃないし、

お姉さんは今日はバイトだし、

お父さんとお母さんはまたデートだし。


他に来るやつといったら、中井しかいないし・・・。