──バシッ


めんどくさくなったのか


ソラの頭を叩くシキ君。


「いってーな」


叩かれた場所をさすりながら


シキ君を睨むソラ。


「ソラが起きないからだろ?


ほら、帰るよ。


サクラちゃんも駅まで一緒に帰るって」


「もう放課後か。帰る」


そう言ってスクバを持ち、立ち上がる。


はや。帰る準備はや。