「サクラ、俺とか他の幹部連れて 巡回行くの嫌がるだろ。 こいつ連れてけよ」 「え? エイタ?」 わたしが聞き返すと、 「絶対役に立つから。 それとも俺らのほうがいい?」 「エイタ連れてく」 即答。 だって、カオルたちの喧嘩のしかたは なんていうか主張が激しいから、 わたしとは相性悪いんだ。 「てことで、エイタ。 サクラのことよろしく頼むな」 そう言って、ぽんとエイタの頭に手をおく。 はい!、と言っているエイタは 子犬みたいに目がキラキラしてて 本当に可愛い。