大人の臆病【短編】

そんな事思っていると


プルルルルル・・・・


電話が鳴ったので私が受け取り、電話の相手が克己に様だったので

「遠藤主任!2番にお電話です。」


その言葉と同時に克己を見ると真剣な顔で私を見ていた。


えっ?何??


目が合うと克己が視線を逸らし電話に出た。



思いっきり目、合っちゃった…

私の事見てたの??

そんな訳ないよね…。


電話を切り終えた克己の方をチラッと見るとパソコンの画面を見ていたので

寂しい気持ち反面、ホッとした気持ちになった。



あぁ~~~、止めよう。克己の事考えるの。


仕事!!仕事!!