そう思っていたら突然、雅の手が俺の肩に乗って顔を覗き見られる様になり


チュッ♪


初めて雅からの唇が俺の唇へ軽く触れた。


何これ!!嬉しすぎるんですけど…


自分からしておいて照れてるのか俯いた雅。

ほんと雅は可愛い。どうしようも無いくらい愛おしい。


「ほんと、何やってくれるんだか!」


もう俺、雅以外いらね~から!!


「もう他の男の前で泣くなよ。」


なんて言ってかっこ悪い俺だけど俺は雅しか愛せない。

雅しかいらない。

雅しか抱けないから。


ずっと俺の特別な存在でいて?

俺も雅の特別な存在で居たいから……――


今度は俺からお返しのキス。



俺はその日初めて隣に居る雅を抱きしめながら眠った。


今までこれだけは叶わなかった事…


雅、ずっと一緒にいような。