どうして雅を見ているだけじゃ駄目だったんだろう。

どうして俺はお前に触れてしまったんだろう。


雅、ごめんな…

俺、お前の事愛しすぎて我慢の限界だったんだ。


でもな、これだけは分かって。

俺は後悔していない。お前のくれた幸せな時間だから。


雅に触れると今まで感じた事の無い優しい温もりが伝わってくるんだ。

その温もりが俺を温かく包んでいてくれたんだ。



今日も俺はお前の温もりが欲しくて雅を抱くんだ。


雅の甘い声、甘い吐息、甘くて暖かい身体…

それをもっともっと味わいたい。


そして…

叶う事は無いのかな?


君を隣に置いて抱きしめながら眠ってみたいよ。

優しい温もりを抱いたまま君と朝を迎えてみたいよ。


どうして帰ってしまうの?

俺の側にはいてくれないの?

声に出して言いたい。


でも雅の迷惑そうな顔は見たくないんだ。

笑っていて欲しいから…

嘘。自分が傷付きたくないから…