莉亜は毎日毎日汗だくで、リハビリを行っていた。

指にたこをつくり、皮もめくれ、足も傷だらけ。


こんなにも努力しているのに、莉亜は歩けない。






どうしてだ?彼女は何もかも上手くいく光だろう?






違う、俺が闇を与えてしまったから?






彼女の光が崩れ始めていた。







「もうっ....もう一度........っ!!」


莉亜が突然床に倒れた。
赤松さんと、俺が駆け付ける。







「神崎さん!?.......もしや.....。」

赤松さんは、唇を噛み締め、ナースコールのボタンを押した。

俺は何かを察知した。










莉亜の身に何かが起こっている。









これが、本当の彼女の闇だった。