落ちる……!! ――ドサッ 「……いっ…たぁ……あれ…?」 どこにも、痛みを感じない。 そっと片目を開けてみる。 「大丈夫?」 私の後ろには、背の高い男の先輩が、私の体をしっかり支えながら立っていた。 この人、知ってる。 結愛が、かっこいいって騒いでた人だ。 確か、生徒会の副会長。