「花音…!ちょ、来て…」



そこには、息を切らした翼先輩がいた。



よみがえる、あの残像。




「い…いやっ!!」



私は、思わずかばんを持って逃げ出した。




もう、入って来ないで。


これ以上、私の中に入って来ないで…。