「お~い?花音ちゃん?」



目線を窓から、教室のドアへ移すと…



「翼先輩!」



そこには、手に2本の缶を持った、先輩が立っていた。



先輩は、私のいる教室に入り、席に近づいた。


教室には、私と先輩の2人きり。





オシャレなベルト。


袖をまくられた制服。


先輩らしく着こなされた制服が、かっこよくてドキドキする。



2つ外されたワイシャツのボタンが、さらにドキドキを加速させる。