次に会ったのは
スタジオで練習した時。

時間が来たから
機材を持って外に出たら
隣の防音室から彼がでてきたの

「あ、」

思わず声がでちゃった。

嬉しかったんだよねー
今思えば、

2人で支払いを済ませて

テーブルとイスが置いてあるとこが
あるんだけどね
なんとなく
そこに向かい合わせに座った。

私がタバコに火をつけると
急に彼の手が飛んできて
私の手首を掴んだ。

「?!な。。。何?」

「タバコすってんの?」

「え、うん」

「俺とタメじゃなかったっけ?」

「そうだけど。。」

「未成年じゃん。」

「え、うん」

「うん。じゃないから、だめだろそれ、」

「え。。。」

「体こわすよ?。。吸うのやめた方がいいと思う」

私は唖然とした

こうやって気遣ってくれる人
今までいなかったからかなー。。

親もけっこう適当だし。

普段はボーっとしてて
あまり喋らない彼の
強い言葉と目線におされて

私は「うん」とうなずいて
タバコをしまった。