「ねぇ、君、名前教えて?」
「えっと、寺宮類衣子…」
「ふうん。類衣子って言うの?
じゃあ類衣子って呼んでいい?」
「は、はい…」
男の人に類衣子、なんて呼ばせるなんて
恥ずかしいけど。彼なら、いい。
「俺は若崎拓也。よろしく」
若崎、拓也。
若崎って、今日のパーティ主催者の?
てか、なんて呼ぼうかな。
拓也…はないない!拓也さん?
いや、若崎さんでいいかな。
「わ、若崎、さん」
「なんで類衣子は顔真っ赤なの?」
若崎さんに笑われた!
恥ずかしいよ〜!
「ごめんごめん。からかいすぎたね。
じゃあ、部屋行こうか。」
部屋…?
私が連れていかれたのは、
綺麗なドレスばかりある部屋だった。
「彼女を綺麗にしてあげて」
「かしこまりました」
椅子に座らされ、戸惑う私。
若崎さんの方を見ると、いいから、
何もしないで、と言われた。
戸惑う間に、綺麗になる私の身体。
ドレスも着て、ティアラをつけて、
髪も綺麗な、別人になっていた。
「できた?」
後ろからひょこっと顔を出した若崎さん
は、驚いた顔をした。
「綺麗だね。やっぱり似合う。
可愛い」
可愛い、なんて…!
可愛いくない可愛いくない可愛いくない
可愛いくない可愛いくない!
こんな服、着たことない。
いつも黒い服を着ていたから、
色のあるドレスなんて初めて着る。
「あと、靴も」
「⁉︎く、靴も…」
靴は、ヒールの高いパンプスばかり。
その中から、白いパンプスを選ぶ。
「これで、完璧だね。類衣子」
「あ、ありがとうございます」
「お手をどうぞ?」
「は、はい…」
また、優しくて温かい手に包まれた。
「えっと、寺宮類衣子…」
「ふうん。類衣子って言うの?
じゃあ類衣子って呼んでいい?」
「は、はい…」
男の人に類衣子、なんて呼ばせるなんて
恥ずかしいけど。彼なら、いい。
「俺は若崎拓也。よろしく」
若崎、拓也。
若崎って、今日のパーティ主催者の?
てか、なんて呼ぼうかな。
拓也…はないない!拓也さん?
いや、若崎さんでいいかな。
「わ、若崎、さん」
「なんで類衣子は顔真っ赤なの?」
若崎さんに笑われた!
恥ずかしいよ〜!
「ごめんごめん。からかいすぎたね。
じゃあ、部屋行こうか。」
部屋…?
私が連れていかれたのは、
綺麗なドレスばかりある部屋だった。
「彼女を綺麗にしてあげて」
「かしこまりました」
椅子に座らされ、戸惑う私。
若崎さんの方を見ると、いいから、
何もしないで、と言われた。
戸惑う間に、綺麗になる私の身体。
ドレスも着て、ティアラをつけて、
髪も綺麗な、別人になっていた。
「できた?」
後ろからひょこっと顔を出した若崎さん
は、驚いた顔をした。
「綺麗だね。やっぱり似合う。
可愛い」
可愛い、なんて…!
可愛いくない可愛いくない可愛いくない
可愛いくない可愛いくない!
こんな服、着たことない。
いつも黒い服を着ていたから、
色のあるドレスなんて初めて着る。
「あと、靴も」
「⁉︎く、靴も…」
靴は、ヒールの高いパンプスばかり。
その中から、白いパンプスを選ぶ。
「これで、完璧だね。類衣子」
「あ、ありがとうございます」
「お手をどうぞ?」
「は、はい…」
また、優しくて温かい手に包まれた。
