「一限目なんだっけ?」
「数学じゃね?」
「やだなー、数学。あの先生怖いんだよね」
「だよねー!」
なんだかんだと話をしながら歩き出していく四人。
涼とハルとユリ。
それから…岡崎さん。
少しずつ開いていく距離を埋めるように、あたしもその後を足早についていった。
だけど、話が弾み楽しそうに笑っている四人の姿をうしろから見ていると、だんだん足が動かなくなった。
なんで涼もユリもハルも笑ってるの?
なんであたしは四人のうしろを歩いてるの?
なんで?
なんで岡崎さんは…
あたしがいつもいる場所で笑ってるの?



