「いつか俺たちも、あんな風になれたらいいな」
「えっ?」
「いやっ、だから…その」
慌てて言葉を探している涼。
同じことを同じ瞬間に思ってくれていた涼を、またひとつ好きになった。
「なれたらいいね、あたし達もあんなふたりに」
「なるんだよ、俺らは」
「ふふっ、そうなんだ」
そう言った時、涼にいきなり抱きしめられ、少し強引にキスされた。
「生まれた頃からずっと一緒でさ…このままずっと一緒にいて、死ぬまでそばにいるのって幼なじみにしかできない特権じゃん」
唇を離した涼はそう言うとまた優しくギュッとあたしを抱きしめて。
「一生ずっとそばにいられるなんてすごくね?」
そっとあたしの耳元で囁いた。



