それからしばらくは変な空気が俺たち三人を包んでいた。
そして、やっと学校に着き、駐輪場に自転車をとめていた時だった。
「あたし先行くね」
突然みのりが俺たちにそう言って、足早に先に駐輪場から駆けていく。
「えっ?ちょっ、待てよ!みの…」
呼び止める…はずだった。
呼び止めなきゃいけないと、何故だかそう思った。
「涼くん、行こっ?」
だけど、そっと絡んできた細い腕。
組まれたそれは、一瞬でピッタリとくっついてきて。
「あっ…うん」
ひどく動揺した俺は、岡崎と腕を組んだまま教室へと歩きだした。
メニュー