幼なじみ〜近くて遠い恋の距離〜




「女のくせに強いんだよ…昔っから」



ボソッと言いながら、靴を履いた。



「靴とばしだけは涼に負ける気しないもん」



みのりも靴を履きながらまた笑って。



「もう一回してあげようか?」


ニヤッと笑いながら俺にそう聞いた。



「お前がやりたいだけだろ」

「あははっ、うん!」


それから俺たちはまたブランコに乗って。
しばらく靴とばしの勝負を繰り返した。


「本当弱すぎ!」


だけど結局10回もやって、俺が勝ったのはたった1回。


「はいはい、もう終了!」

「あははっ、はいはい」


ケラケラ笑うみのり。

負けてばっかで正直ちょっとムカついてたけど、みのりが笑ってるとそういう気持ちも不思議とスーッと消えていった。