「靴とばししたいと思ったんでしょ」
「はぁ?」
「え?違うの?まぁいいや、やろっ♪」
「何で靴とばしなんだよ」
「あ!昔みたいに負けるのが嫌なんだ?」
やけに挑発的に張り切るみのり。
俺は半分飽きれながらも、忘れかけていた記憶をふと思い出し、すぐにブランコに乗った。
「超懐かしくない?」
「うん、すげー懐かしい」
前に後ろに揺れるブランコ。
動く度、風を感じる。
「じゃあ先やるよー?」
「おぅ」
「せーのっ!」
そして、先に靴をとばしたみのりを見てから、俺も右足を勢いよく振り上げて靴を飛ばした。



