「ここ来たの久しぶりなんだけど」
「俺も」
「毎日通るのにね」
「そうだな」
ベンチに並んで腰掛けながら、俺たちはぼーっと公園を見渡す。
すると、突然隣に座っていたみのりがクスッと笑った。
「ねぇ、あの子昔の涼みたいじゃない?」
「えっ?」
みのりの視線の先をゆっくりと辿る。
「あぁ、あの青い帽子のチビ?」
「ふふっ、うん」
近くで遊んでいる4、5歳くらいの小さな男の子を見ながら、みのりはそう言って笑った。
「そうか?あ、それを言うならあの赤いワンピースの子は昔のお前みたいじゃね?」
昔の俺に似ていると言った男の子のすぐそばにいた女の子。
おかっぱ頭が、昔のみのりに似ているような気がした。



