「気持ち悪いかもしれないけど・・・俺、やっぱり美野里が好きだ!」


美野里はうつむいて動かない。


「いつも優しくて、弱かった俺と一緒にいてくれて、自分が辛くても我慢して俺が不安にならないように・・寂しくならないようにずっと守ってくれて・・・・。」

やべぇ・・・。涙が止まらねぇ・・・。

けど、言わなきゃ。俺が一番伝えたかった言葉を・・・・。


「これからは俺が美野里を守る。もっと強くなる。美野里の事すげぇ好きだから。だから、俺と付き合ってください。」


目を瞑る。

言いたいことは全部言った。

体が震える。俺ってまだまだ弱いんだな・・。



「・・・・バカ。」